2016/01/13

「フードビジネスコンサルタントを目指す人への思い」

近年ではフードコーディネーター、テーブルコーディネーター、メニュープランナーなど横文字がついた食に関わる職業に人気が集まっています。

しかしただ単に種々な食に関わる資格を取得しても、すぐにプロとして外部から仕事を受けるまでのレベルになれるわけではなく、豊富な食に関する知識や実務的経験はまだまだ欠落していることを理解しなければなりません。
また真剣にプロの食に関わるコンサルタントになりたいと願っているならば、まずはプロになるための実践的勉強や食の総合的知識や現実的に仕事としてどのような実務を行う必要があるでしょう(少なくとも3年以上の現場経験(兼業も可)や継続的自己啓発が必要になる)。
つまり食に関わる資格を取得認定してもらうことは、あくまでもプロの食に関わる専門家になるための登竜門であるにすぎないことを自覚しておかなければならないでしょう。
特に飲食店の企画プロデューサーやコンサルタントの道を選ぶ場合には、飲食店の企画書作成から開店に至るまでのすべての業務内容の認識に精通しておかなければならないでしょう。
またもっと具体的にメニューやキッチンの関係(厨房機器)を具体的に理解していなければ、クライアントの要望に適合した飲食店の企画提案をすることはができないでしょう。
勿論、少なくともキッチン図面を理解できることやどのような調理機器があるのかなどレストランで使用されている一般的な調理機器の名称や機能は当然のことに理解しておかなければならないことです。
さらにプロである以上料理については、限りなく豊富な知識と食のトレンド情報、流行りなどを常に持っていることが重要であり、プロの調理人と打ち合わせする場合も多々あることを理解しておかなければなりません。
つまりすべての分野の料理に精通したプロのビジネスコンサルタントとは、ほとんどの場合にはプロの調理職人レベルの知識を持っており(到底達成できない経験と技術が必要になるため)、むしろ夢の実現への早道としては、フードビシネスコンサルタント協会が推奨する、フードビジネスコンサルタントの3級、2級、1級の資格認定を取得することをお勧めしたいことです。
ともかく食に関わるプロのコンサルタントになる手法としては(あなたの夢の扉)はあなた自身が進むべき道を決定し、その扉を少しずつ開く努力をしつづけなければ「夢の扉」は開かないことを忘れてはなりません。
つまり将来プロのビジネスコンサルタントを目指すならば、飲食店の企画から開業に至るまでの実践的知識を学ぶことをお勧めするとともに、忘れてはならないことは日々の自己研鑽を怠ってはならないことを理解しておくことでしょう。

新しいあなたの「夢の扉」を開く勇気はあなた自身が決断することであり、是非フードビシネスコンサルタント協会の扉を叩いてくれることを願っています。また我々の仲間になり一緒に仕事ができることを願っています。

Text by

竹谷 稔宏

ティファーズコンサルティング合同会社 取締役ディレクター

一般社団法人日本フードビジネスコンサルタント協会:理事
フードビジネスコンサルティング、レストランプロデュース資格認定講師担当
フードビジネスコンサルタント