2020/07/12

飲食店は正義依存症の標的になってはいけない

飲食店は正義依存症の標的になってはいけない「コロナ対策をしっかりすることが集客の一歩」
コロナ自粛解除後すでに第二波といえる状況になる中でいまさら政府は経済活性化のために、「GOTOキャンペーン」を企画実施する方針をまとめています。しかし最近の東京都のコロナ感染者数は200人~300人減少増加を繰り返しているにも関わらず、それでなくとも感染者は益々増加する勢いでコロナは蔓延しつつあります。他県も例外ではないのです。

この中で東京都のみは、キャンペーンから外すということは、いわゆる正義依存なのです。正義依存とは人を攻撃して快楽を得ることに似ている症状のことです。これは店の入口に営業を止めろとか、自粛しろという貼り紙をする行為は、まさに正義依存の人の行動です。この正義依存とは人の脳とは、裏切り者や社会ルールから外れたものに対して罰するように出来ているのです (脳科学者中野先生の理論)

他人は正義の制裁を加えると、快楽であるドーパミンが放出されて自分がやっていることは、ただしいという表情から抜け出せなくなるのです。もしあなたの店が正義依存の人々の対象になれば、飲食店はつぶれてしまうという危険信号なのことです。

あの店からコロナ発生したとか、その噂が広がれば、その店は閉店を余儀なくされるでしょう。あなたの店は政府のコロナ対策をちゃんと遵守していますか?

1:ソーシャルディスタンスを維持できる環境であること
2:来店者の体温管理や手指消毒をすること
3:テーブルとテーブルの間にアクリル板を設置すること
4:レジも同様接触感染しない配慮をしておくこと

最低でも以上の内容を遵守しなければ、あなたの店は正義依存の標的にされてしまいます。「今は我慢するときです」。客が戻らない、戻るに関わらず、むしろ店の付加価値を上げるための商品開発やヒットメニュー開発やサービスホスピテリを身につけることです。元気よく店の運営ができるように訓練をしましょう。

それ努力があればこそ、繁盛店に戻るための一歩に繋がるはずです。

Text by

竹谷 稔宏

理事 / ティファーズコンサルティング合同会社

フードビジネスコンサルタント
1954年栃木県に生まれる。 東洋大学卒業後、大手レストランチェーン本部のスタッフとして運営、企画開発、キッチンシステム開発に従事。 1988年ツカモト&アソーシエイツ株 フードビジネスの業種・業態のキッチンデザイン、経営コンサルティングに従事